がんニモマケズ・キッチン

がん患者と共に生きる家族の奮闘記

天然塩を探してみよう!

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ノーベル賞授賞式を見つめながら、オプジーボの治療を受けるおばあちゃん


がんニモマケズ・キッチンへようこそ!

 

すっかり春めいてきましたが、お変わりありませんか?

 

がん宣告から1年後、統合医療のお医者さまに巡り合ったプラムおばあちゃんは、2018年12月11日、いよいよ免疫治療を受けることになりました!くしくもその日は、がん免疫療法の発展に貢献したとして、ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑(ほんじょたすく)先生の授賞式の日だったのです!おばあちゃんはその映像を見ながら、本庶先生が開発した「オプジーボ」の治療を受けたのでした!もちろん、「オプジーボ」は効く人と効かない人がいると聞いています。3匹(家族)は祈るような思いでこの日を迎えました!

 

 さて、今日は私たちの生活に欠かすことのできない塩分について考えてみましょう。

ところで、皆さんはどんなを使っていますか?

 

塩は大きく分けて「精製塩」と「天然塩(自然塩)」の2種類。精製塩とは、白いさらさらした純度の高い塩化ナトリウム(加工塩)で、ミネラルがほとんど含まれていない、ただしょっぱいだけの塩です。一方、天然塩はミネラル(カリウムマグネシウム、カルシウムなど)が豊富な自然製法の塩のことで、コクやうま味、優しい甘みさえ感じられます。また、天然塩は高血圧の原因になるどころか、塩化ナトリウムによる血圧上昇を防止し、血圧の調整、不整脈の安定、血糖値のバランスを保つなどのメリットがあるというのです!(山田豊文監修『老けない体をつくる食べ方』宝島社出版)

 

では、天然塩にはどんな種類があるのでしょう。塩の成分は精製方法や産地によって異なります。海に囲まれた日本で生産される塩はほとんどが海水塩、ヨーロッパや南米アンデスなどに多い岩塩(昔、海だった場所が隆起して海水が閉じ込められ結晶化した塩)、湖塩イスラエル死海などで製造される塩)、また風味づけしたハーブソルトフレーバーソルト藻塩などがあるようです。

 

我が家のキッチンを見てみると、「天海の塩、沖縄の海塩ぬちまーず、深層水100%のあらしお、ヒマラヤのピンク岩塩、フランスのゲランドの塩、そして岩塩使用の有機ハーブソルト」等々、天然塩がいっぱい並んでいました!それでも、ミネラルがそんなに大切なものとは知らずにいた3匹、改めて天然塩の重要性を噛みしめているところです。日々の調理に欠かせない塩、ご自分の身体に優しい天然塩を探してみましょう! 

 

ところが、食事療法を提唱されている諸先生方は、がん治療中の方は限りなく無塩に近づけるようにとおっしゃっています!

え~、どういうこと?それじゃ、味がニャインじゃないの?

 

その前に、そもそも塩とがんにどんな関係があるのか、知りたいですよね。

 

実は、塩分(ナトリウム)を摂りすぎると、胃の粘膜が荒れ、発がん物質が直接、胃壁に作用しやすくなって、ピロリ菌などが棲みやすくなるそうです。また細胞内外のミネラルバランスを壊し、胃がんに限らず、すべてのがんのリスクを高めるといいます。しかもガン細胞が増殖するには、塩分が必ず必要で、塩分を摂ればとるほど、がんの発生・増殖のリスクも高まるというのです!

つまり、塩分の摂取過多が、ガン発生の原因の一つだったのですね!

 

「高血圧には減塩が必要」くらいの知識しかなかった3匹は、知らニャイ塩の世界に驚きを隠せません!

それにしても、無塩に近づけるとは、いったいどういうことニャンでしょう?

次回は無塩減塩について考えてみたいと思います。

 

ガン友の皆さん、ご家族の皆さん、コロナの感染拡大で毎日大変だと思いますが、ピンチをチャンスに変えるべく、共に頑張りましょうね!

 

それでは、次回までお元気で!