無塩・減塩に挑戦してみよう!
こんにちは、がんニモマケズ・キッチへようこそ!
新型コロナ感染拡大の中、がん友の皆さんにはお変わりありませんか?感染防止のためにも、さらに免疫力をアップさせましょうね!
ところで、免疫治療のオプジーボを受け始めたプラムおばあちゃんは、その後どうなったのでしょう?実はあれから、月に2回のオプジーボと低容量の抗がん剤を交互に繰り返すことになったのです。そんなある日、おばあちゃんは急に高熱を出して起き上がれなくなってしまいました。インフルエンザかと大騒ぎしましたが、幸い検査の結果は陰性で一安心!それでも春というのに、寒がりのおばあちゃんはいつも毛布にくるまってばかり。これからどうなるのか、不安な日々を送る3匹(家族)でした。
前回、せっかく天然塩を探したのですが、塩分の摂り過ぎはがん発生の原因の一つと聞けば、何としても無塩・減塩について考えてみなければなりませんね。
食事療法を提唱する諸先生方(済陽高穂先生・星野仁彦先生方)は限りなく無塩に近づけるように指導なさっています。原則として調味料としての塩は使わないようにと。
え~それってどういうこと?味つけはどうするの?など疑問がおきますよね。
その前に、そもそも無塩で大丈夫なのか、ちょっと心配です。でも大丈夫。海藻や魚介類、野菜・果物などの自然の食品に含まれる塩分の間接的な摂取で、身体に必要な一日分の塩分量(2~3g)に達するので、あえて塩分は加えなくてもいいというのです!
そこで、どうしても必要なときは、減塩しお・減塩しょうゆ(塩化カリウムを添加して塩分量を通常の半分にしたもの)を少量使うようにお勧めです!
それにしても、減塩しょうゆは聞いたことあるけど、減塩しおってニャニ?塩味のする塩化カリウムを加え、塩化ナトリウムの割合を減らして減塩した塩のことだそうです!
★ただし、カリウムの摂取を禁じられている腎臓病の方は摂れませんので、要注意!
分かったようで、分からニャイ減塩の世界、具体的にはどうしたらいいの?
済陽先生は減塩の方法として、次の方法を指導しておられますよ!
1.練り製品(かまぼこ・さつま揚げなど)食肉加工品(ハム・ウィンナーなど)、
塩蔵品(タラコ・スジコなど)、佃煮、干物、漬物など高塩分食は摂らない
2.ダシをうまくとる
3.香味野菜(シソ、しょうが、ミョウガなど)・香辛料(こしょう・唐辛子など)・レモン・酢・ビネガー・ハーブ・蜂蜜・黒砂糖を使って味を工夫する
4.しょうゆなど少量しか出ない容器を使う
5.計量スプーンを使う
あ~、ニャンだかめんどくさいニャ~!と思われるかもしれませんが、一緒に少しずつ頑張りましょうね!
1.は出来そうですよね。買わなきゃいいのですから。
ただ、おばあちゃんはお漬物が大好き。ご飯の後の漬物一切れが欲しそう~。
そこで、肺がんにはラッキョウです!ただ、買うと高いし、塩辛い。やはり減塩の自家製がお勧めです。お時間のある方は是非作ってみましょう。
★また添加物として食品に含まれる化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)など見えない塩にも要注意!市販のケチャップ、ドレッシング、麺つゆなどもNGです!
2.ダシのとり方は済陽高穂著・済陽式食事ノートに詳しく紹介されていますよ。
(一般的なダシのとり方と同じです)
❤我が家では、1リットルの容器に水(天然水)、昆布、煮干し、干しシイタケなどを入れ一晩冷蔵庫で寝かせ、そのダシに自家製の粉ダシ(鰹節・桜エビ・煮干しなどを攪拌してお茶パック(無漂白)に詰めたもの)を入れて汁物や煮物に使っていますよ。マイダシを作ってみましょう!
市販のダシの素にはアミノ酸や塩分が加えられているので、成分表示チェックは必須です!今までは化学調味料・添加物不使用の商品を使っていたのですが、よくよく見ると、どんな塩かが明記されていないことに気付きました。天然塩とは記されていないので、加工塩の可能性がありますよね。これまた要注意です!
★がん友の皆さんは、是非無塩・無添加・動物性脂肪を含まないものを探してみましょう!
3.は大いに工夫、活用して、減塩調理を目指しましょう!
たとえば、マスタードや山椒(さんしょう)には味覚を鋭敏にする刺激物質が含まれていて、素材の味を強める働きがあるそうです!
またクエン酸を含む食材(かんきつ類)は食材の塩味を引き立てるので、済陽先生は減塩しょうゆに同量の酢かレモン汁を合わせて少量使うように勧めています。
4.しょうゆなどが少量出るスプレー式やワンプッシュ式などが販売されているので、使ってみましょう。
5.目分量はかなり適当なので、めんどうでも計量スプーンを使う習慣をつけましょうね。
このほか、塩分排出効果のあるミネラル豊富な食材(野菜・果物・ナッツ・海藻・豆類など)をたっぷり摂ることも減塩につながりますよ!
しかしながら、味が薄いと箸が遠のくプラムおばあちゃん。
それでも、その塩一つまみが命取りです!たとえ、おばあちゃんから「まずい」と言われても、命がかかっているのですから、頑張るしかニャイ!こちらの工夫次第で、愛情を込めて作れば必ず美味しくなるはずです!
がん友の皆さんはもちろん、そうでない方も、がんニモ、コロナニモマケズ、免疫力アップの食事を目指しましょうね!
それでは、次回をお楽しみに!